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甘納豆について
甘納豆の歴史
 江戸後期、安政3年(1856)日本橋で金つば屋を始めた細田安兵衛(初代日本橋榮太郎)が創製しました。その名は遠州(現在の静岡県)の名物、浜納豆をもじったものだといわれています。煮ると皮の腹が切れる小豆の納豆が「切腹」を嫌う武士から縁起が悪いとされたため、最初は若干風味の落ちる大角豆(ささげ)を原料にしました。現在では味も技術も洗練され、小豆、隠元豆、空豆などの豆類はもちろん、栗やさつま芋、ゆり根などの甘納豆もあり、素材も多彩になりました。和菓子の中では砂糖煮菓子と分類されます。


お菓子の上等、甘納豆
 およそ菓子は、三つの要素を具備する必要がある。それは、1)風味が佳く、2)形態が美しく、3)栄養に富むことである。この三要素が全部備われば、上乗の優良品となることができる。 この三要素のうちもっとも重要なものは、風味の佳良なことである。たとえ形態が美しくても、風味がまずいならば、それは見かけ倒しの菓子であるに過ぎない。栄養だけが特に豊富であっても、それだから上等の菓子だとはいえない。それでは、薬用品になってしまう。 ……………それに美しい形態と、色彩と適度な大きさと、美術的の技巧とを加え、さらにその上に栄養分が豊富ならば、三拍子そろった上乗品になることであろう。
中村孝也著『和菓子の系譜』より

●さて、上の引用のとおり、1)風味が佳く、2)形態が美しく、3)栄養に富む、甘納豆はお菓子の上等品です。しかも、当店の甘納豆はすべて素材にこだわっておりますので、安全性の点でも信頼を得ております。


 甘納豆はそれは小さな菓子ですが、たんぱく質や繊維質など栄養価の高い豆を、本来の風味とその美しい天然の形を損なわず、ふっくらと仕上げるには、技と時間と愛情が必要です。
 小豆などの豆類では、まず、蜜漬豆をつくることから始めます。豆は気難しい素材で、始終、御機嫌をうかがうように顔色を読まねばなりません。蜜漬豆は、一晩、水につけた豆を、ザラメ糖と水の液汁で豆を煮、ざるに揚げて汁気を去り、その汁をまた煮て水分を減じ、再び豆を入れて煮、再三煮詰めると蜜漬豆になります。それをさらに再三反復して白砂糖の中に転ばし、これに付着させて放冷して乾かすと甘納豆が出来上がります。その間、豆の原形を崩さぬよう、優しく丁寧に仕事をします。


※画像は全て以前の工場のものです。